神奈川県出身のフリーランスライター、会川旅歌です。はじめまして。
普段は文章を書くことでご飯を食べてるんですけど、正直なところ、旅のことを考えてる時間のほうが長いかもしれないですね(笑)。
旅行が好きすぎて、気づいたらこれまでに35か国以上を旅してました。国内も含めたら、もう数え切れないくらいいろんなところに足を運んでます。
旅の原点は学生時代のヨーロッパ一人旅
そもそも私がこんなに旅にハマったきっかけなんですけど、学生時代に思い切って行ったヨーロッパ一人旅なんですよね。
それまでは家族旅行とか友達との旅行くらいしか経験がなくて、正直「一人で海外なんて大丈夫かな」って不安だらけでした。でも、いざ飛び込んでみたら、これがもう最高すぎて。
言葉が通じなくても身振り手振りでコミュニケーションとれたり、地元の人におすすめの店を教えてもらったり、同じ宿に泊まってた旅人と意気投合して一緒に街を歩いたり。
ガイドブックには載ってない、予想外の出会いや発見の連続だったんです。迷子になって焦ったこともあったし、財布の中身を心配しながらケチケチ旅したこともあったけど、それも含めて全部が新鮮で刺激的でした。
あの旅から帰ってきたとき、「また絶対に行きたい。もっといろんな場所を見たい」って強く思ったんですよね。それ以来、完全に旅の虜になっちゃいました。今思えば、あのときの一歩が私の人生を大きく変えたなって感じます。
アジア・中南米・ヨーロッパを中心に35か国以上を制覇
それから気づけば、訪れた国の数は35か国以上になってました。特に多く行ってるのは、アジア、中南米、ヨーロッパの三大陸ですね。アジアは近いし、文化的にも親しみやすいところがあって、何度行っても新しい発見があるんですよ。
タイの屋台で食べたパッタイの味とか、ベトナムのバイクだらけの街並みとか、カンボジアの遺跡で見た朝日とか、どれも忘れられない思い出です。
中南米は、行くまではちょっとハードル高いイメージだったんですけど、実際に行ってみたら人々の陽気さとか、色鮮やかな街並みとか、もう完全に魅了されちゃって。
メキシコのタコスは本場で食べると全然違うし、ペルーのマチュピチュは想像以上の絶景だったし、キューバの古い街並みは時間が止まったみたいで不思議な感覚でした。
ヨーロッパは学生時代に初めて行ったこともあって、思い入れが深いエリアですね。石畳の路地を歩いてると、何百年も前から変わらない景色の中に自分がいるんだなって実感できて、歴史の重みを感じられるのがたまらないんです。
小さな村のパン屋さんで買った焼きたてのパンをかじりながら広場のベンチに座ってぼーっとする、みたいな時間が最高に贅沢だなって思います。
国内旅行も大好き!人気スポットはほぼ制覇済み
海外ばかり行ってるように聞こえるかもしれないですけど、実は国内旅行も大好きなんですよ。というか、日本って本当に素晴らしい国だなって、海外に行けば行くほど実感するんですよね。
四季があって、地域ごとに全然違う文化や食べ物があって、温泉があって、なんてったって美味しいものだらけじゃないですか。
国内の人気旅行スポットは、おかげさまでほぼ制覇してます。北海道の美瑛の丘から、沖縄の離島まで、本当にいろんなところを巡りました。
京都や奈良の寺社仏閣も何度も訪れてるし、金沢や高山みたいな古い街並みが残る場所も大好きです。最近は離島にハマってて、瀬戸内海の小さな島々を巡ったりもしてます。
国内旅行の良いところって、言葉の心配がないのはもちろん、ふらっと思い立ったときに気軽に行けることですよね。週末にちょっと温泉行こうかなとか、連休取れたから東北の秘境に行ってみようかなとか、そういうフットワークの軽さが国内旅行の魅力だと思います。
それに、地方の小さな町や村に行くと、まだまだ知らない日本がたくさんあるんだなって発見があって、飽きることがないんですよね。
好きな交通手段はローカル列車とフェリー
旅の移動手段としては、ローカル列車とフェリーが断然好きです。実は飛行機って、正直あんまり得意じゃないんですよね。
もちろん海外に行くときは仕方なく乗るんですけど、できれば避けたいっていうのが本音です。離陸のときのあの感じとか、揺れとか、なんとなく落ち着かなくて。
その点、ローカル列車って最高なんですよ。窓の外に流れる景色をぼーっと眺めながら、のんびり移動できるじゃないですか。山間を走る単線の電車とか、海沿いを走る路線とか、それだけでもう旅してる実感がすごいんです。
駅弁買って食べながら車窓を楽しんだり、途中駅で降りて散策してみたり、そういう寄り道ができるのもローカル列車の魅力ですよね。地元の人と隣り合わせになって、ちょっとした会話が生まれることもあって、それがまた旅の醍醐味だなって思います。
フェリーも大好きで、特に瀬戸内海とか、離島への船旅は格別です。デッキに出て潮風を浴びながら、だんだん近づいてくる島を眺める時間って、なんとも言えない開放感があるんですよね。
船内でうどん食べたり、地元のおじいちゃんおばあちゃんの会話を聞きながらのんびり過ごしたり。時間はかかるけど、その時間自体が旅の一部になるっていうか、移動が目的になってる感じがたまらないんです。
旅のモットーは「地図にない小さな出会いを楽しむ」
私の旅のモットーは、「地図にない小さな出会いを楽しむ」ってやつです。観光名所を巡るのももちろん楽しいんですけど、それ以上にワクワクするのが、予定してなかった出会いとか発見なんですよね。
たとえば、道に迷って入った路地裏で見つけた小さなカフェが、実はその街で一番美味しいコーヒーを出す店だったり。
地元の人に「この先に良い景色があるよ」って教えてもらった場所が、ガイドブックには全然載ってない絶景スポットだったり。
市場で買い物してるときに、おばちゃんと意気投合して、家に招待されてご飯ごちそうになっちゃったり。
そういう予想外の展開って、計画して起こせるものじゃないんですよね。だからこそ、スケジュールをがちがちに固めすぎないようにして、「今日はこっちに行ってみようかな」って直感で動く余白を残すようにしてます。
そうすることで、地図にも載ってないような小さな出会いが生まれるんだと思うんです。
人との出会いもそうだし、風景との出会い、食べ物との出会い、文化との出会い。旅って、そういう「出会い」の連続だと思うんですよね。だから、事前にリサーチするのも大事だけど、現地で感じたままに動くことも同じくらい大事にしてます。
理想の旅は予定を決めない放浪スタイル
私にとって理想の旅って、予定を決めず気の向くままに歩く放浪スタイルなんです。「今日はここに行って、明日はあそこに行って」みたいに細かく決めちゃうと、なんだか窮屈に感じちゃうんですよね。
もちろん、限られた日数の中で効率よく回らなきゃいけないときもあるから、そういうときはある程度計画立てますけど、できることなら自由気ままに動きたいっていうのが本音です。
朝起きて、「今日はどっちに行こうかな」って地図を眺めながら考える。天気が良かったら海のほうに行ってみようとか、なんだか疲れたからゆっくり温泉に浸かろうとか、面白そうな祭りやってるって聞いたから行ってみようとか。
その日の気分や体調、出会った人の話とか、いろんな要素で行き先が変わっていく感じが好きなんです。
バックパッカースタイルで旅してると、こういう自由な動き方がしやすいんですよね。重い荷物も持たないし、高級ホテルの予約に縛られることもない。
ゲストハウスやホステルに泊まれば、そこで出会った旅人から「あそこ良かったよ」って情報をもらえることもあるし、「明日一緒に行かない?」みたいな展開になることもある。そういう流れに身を任せる感じが、旅の醍醐味だなって思うんです。
もちろん、全く計画しないわけじゃなくて、大まかなルートとか、絶対に行きたい場所は決めておきます。でも、その間をどう埋めていくかは、現地での出会いや発見に委ねる。
そのバランス感覚が、自分にとってちょうど良い旅のスタイルなのかなって思ってます。
旅の妄想時間も最高の楽しみ
旅好きあるあるだと思うんですけど、暇なときは次の旅行の妄想してるんですよね。というか、妄想してる時間も旅の一部みたいなもので、これがまた楽しいんですよ。
スマホやPCであれこれ検索して、「ここ行ってみたいな」とか「この料理食べたいな」とか、ずーっと調べてるんです。
航空券の値段チェックしたり、現地の宿を眺めたり、ブログや旅行記を読んだり。時には地図をずーっと眺めて、「この街からあの街まで、どうやって移動しようかな」って考えてるだけで、もうワクワクが止まらないんです。
GoogleマップのストリートビューとかYouTubeの旅動画とかも結構見てて、「あ、ここの雰囲気良さそう」とか「この市場行ってみたい」とか、リストがどんどん増えていくんですよね。
で、実際に旅行に行くときには、そのリストの半分も消化できないんですけど、それでもいいんです。妄想してる時間自体が楽しいから。
友達からは「また旅行の検索してるの?」って呆れられることもあるんですけど、これが私の趣味なんで仕方ないですよね(笑)。
仕事の合間とか、寝る前とか、ちょっとした時間があると、ついつい旅行サイトを開いちゃう。もはや習慣みたいなものです。
こうやって妄想を膨らませてると、「よし、次の休みはここに行こう!」って決まって、実際に予約を入れる瞬間が最高にテンション上がるんですよね。出発前のワクワク感も含めて、旅って本当に素晴らしいなって思います。
現地のグルメスポット巡りが大好き
旅の楽しみの中でも、特に外せないのが現地のグルメスポット巡りです。私、食べることが本当に好きで、旅先では朝から晩までずっと何か食べてる気がします(笑)。観光よりも食べ歩きの時間のほうが長いこともあるくらい。
現地の市場とか屋台とか、地元の人が通うような店を見つけるのが好きなんですよね。観光客向けのレストランも悪くないけど、やっぱり地元の人が「ここ美味しいよ」って言う店のほうが、本物の味に出会える確率が高い気がするんです。
言葉が通じなくても、メニューが読めなくても、身振り手振りで注文して、出てきた料理を食べる。その一期一会の出会いがたまらないんです。
台湾の夜市で食べた小籠包とか、イタリアの小さな町のトラットリアで食べたパスタとか、インドのチャイ屋さんで飲んだマサラチャイとか。値段は安くても、その美味しさと記憶は一生もんですよね。
写真もたくさん撮るんですけど、やっぱりその場で感じた味とか匂いとか雰囲気って、写真だけじゃ伝えきれないものがあって。だからこそ、また行きたくなるんだと思います。
国内でも同じで、各地の名物とか郷土料理を食べるのが楽しみなんです。北海道の海鮮丼、広島のお好み焼き、博多のもつ鍋、沖縄のゴーヤチャンプルー。その土地でしか食べられない味を求めて、あちこち巡ってます。
地元のローカルなご飯屋さんで常連さんと交流すると、その土地の文化とか人の温かさまで感じられて、最高の思い出になるんですよね。
一眼レフカメラへの憧れと葛藤
旅の記録はずっとスマホで撮ってるんですけど、正直なところ、一眼レフカメラを導入したいなって前から思ってるんです。でも、なかなか一歩が踏み出せなくて、ずっと悩んでるんですよね。
スマホのカメラも最近はすごく性能が良くなってて、普通に綺麗な写真が撮れるんですよ。だから「別にこれでいいんじゃない?」って思う自分もいるんです。
でも、旅好きの友達が一眼レフで撮った写真を見せてくれたとき、その美しさに圧倒されちゃって。ボケ具合とか、色の深みとか、やっぱり全然違うんですよね。
「あの景色をもっと綺麗に残せたらな」とか「この料理の美味しさが伝わる写真を撮りたいな」とか、旅先でそう思うことが増えてきて。特に朝日とか夕日とか、絶景と呼ばれるような場所に行ったときは、「もっといいカメラで撮りたかったな」って思うことが多いんです。
でも、一眼レフって荷物になるじゃないですか。バックパッカースタイルで身軽に旅したい私にとって、あの大きさと重さは結構悩みどころで。
それに、カメラって本体だけじゃなくてレンズとか周辺機器も必要になってくるし、お金もかかるし。「本当に使いこなせるかな」っていう不安もあって、なかなか決心がつかないんですよね。
でもやっぱり、旅の思い出をもっと美しく残したいっていう気持ちは強くて。いつか「よし、買おう!」って決断する日が来るといいなって思ってます。
それまではスマホで頑張りつつ、カメラについてあれこれ調べる日々が続きそうです。これも一種の楽しみなのかもしれないですけどね(笑)。
これからの旅と夢
35か国以上旅してきて、たくさんの経験をさせてもらったけど、まだまだ行きたい場所は山ほどあるんです。
南米のパタゴニアとか、アフリカのサバンナとか、中央アジアのシルクロードとか。世界は広いし、人生は短いし、もっともっといろんな場所を見て回りたいなって思います。
もちろん、国内もまだまだ行ったことがない場所もたくさん。
それと同時に、もう一度訪れたい場所もたくさんあって。一度行った国でも、違う季節に行ったり、前回行けなかった場所に行ったりすると、また新しい発見があるんですよね。旅に終わりはないなって、つくづく思います。
フリーランスで働いてるからこそ、時間の融通が利くっていうのは本当にありがたくて。もちろん仕事はしっかりやりつつ、でも旅も諦めない。そのバランスを保ちながら、これからも旅を続けていきたいなって思ってます。
そして、旅で得た経験や出会いを、ライターとしての仕事にも活かしていけたら最高だなって。旅の記事を書いたり、その土地の魅力を言葉で伝えたり。好きなことと仕事が繋がってるって、すごく幸せなことだと思うんです。
これからも、地図にない小さな出会いを楽しみながら、気の向くままに旅を続けていきます。次はどこに行こうかな。そう考えるだけで、今日もワクワクが止まらないんですよ。