「鎌倉はつまらない」って、SNSや口コミで見かけたことありませんか?
私も実際に何度も鎌倉を訪れていますが、確かに「期待してたのと違う…」って感じることもあるんですよね。
インスタで見たおしゃれな鎌倉のイメージと、実際に行ってみたときのギャップ。
あの混雑具合に疲れ果てると、「面白くない」と感じる気持ちもよくわかります。
まず最初に要点だけをまとめると……
- 鎌倉がつまらないと感じる理由は「混雑」「期待とのギャップ」「リピーター飽き」
- 雨の日でもデートでも楽しめるスポットは実はたくさんある
- 空いている時期を狙えば快適に観光できる
- 歴史や自然に興味がある人なら一度は訪れる価値がある
「じゃあ、どうすれば鎌倉を楽しめるの?」って思いますよね。
この記事では、鎌倉がつまらないと言われる本当の理由を解説しながら、おもんないと感じずに済む具体的な楽しみ方や、楽しくないと感じる人の特徴まで詳しくお伝えしていきますよ。
それじゃあ、まずは「つまらない」と言われる理由から見ていきましょう。
鎌倉がつまらないと言われる3つの理由
鎌倉が「つまらない」と言われるのには、実は明確な理由があります。
主な原因は以下の3つです。
- 慢性的な大混雑と観光地化の進展
- 一部の有名スポットが期待外れと感じられる
- リピーターによる「飽き」
それぞれの理由について、詳しく解説していきますね。
慢性的な大混雑と観光地化の進展
鎌倉の最大の問題点、それは何と言っても混雑なんです。
首都圏からのアクセスが抜群に良いため、一年中多くの観光客で賑わっているんですよね。
特に小町通りや鶴岡八幡宮周辺、江ノ電沿線は人波で身動きが取りづらく、ゆっくりと散策を楽しむことがほぼ不可能な状態になることも。
私も先日の週末に行ったんですが、小町通りなんて人とぶつからずに歩くのが至難の業でした。
移動するだけでストレスがたまり、せっかくの観光なのに「疲れる」「つまらない」という感想につながってしまうんです。
さらに、観光客の増加に伴って街全体が商業化・画一化してしまい、静寂や歴史的な情緒が薄れてしまったと感じる人も少なくありません。
「非日常を味わいに来たのに、結局人混みで疲れただけ」というのが、多くの観光客が抱く本音なんですよね。
地元住民からも、この混雑が「鎌倉暮らしのデメリット」として挙げられているほど深刻。
一部の有名スポットが期待外れと感じられる
全国的な知名度を持つ鎌倉の観光スポットですが、実際に訪れてみると「あれ、こんなもん?」と感じてしまう人が結構いるんです。
特に有名なのが鎌倉大仏ですね。
「意外とがっかりした観光地」のアンケートで上位にランクインすることがあるんですよ。
主な理由は「思ったより小さい」という印象や、拝観料を払って胎内に入ってもさらにがっかりしたという声があるため。
京都の大仏殿や奈良の大仏をイメージしていくと、確かにスケール感で物足りなさを感じてしまうかもしれません。
また、日本の歴史的な寺社仏閣に慣れている観光客にとっては、一部のスポットが「ただの古い建物」に見えたり、その静寂な魅力が他の観光客の存在によってかき消されたりすることで、満足度が低下するんですよね。
SNSで見た「映える鎌倉」と、実際の「人だらけの鎌倉」のギャップ。
これが期待外れ感を生む大きな要因になっています。
リピーターによる「飽き」
鎌倉に何度も訪れている人や地元に住む人にとって、街の主要な観光ルートが固定化されているため、「飽きた」と感じやすいという側面があります。
「鶴岡八幡宮→小町通り→鎌倉大仏」といった鉄板ルートが確立されているため、数回訪れると行く場所がなくなってしまうんですよね。
私の友人も「もう鎌倉は行き尽くした。他に目新しいものがない」って言ってました。
実は「裏鎌倉」や穴場的な寺社仏閣など、静かで趣のあるスポットは多数存在するんです。
でも、それらの情報が観光客に十分に届いていないため、定番スポットを回り終えると「やることがない」という結論に至りがちなんですよね。
観光地としての新鮮味や変化の乏しさが、特に若い世代やリピーターにとっては「つまらない」と感じさせる要因になっています。
大きな変化や新たな目玉スポットが少ないのも事実です。
鎌倉はつまらない?に関するQ&A
ここからは、鎌倉観光に関するよくある疑問にお答えしていきます。
- 雨の日でも楽しめるスポットはある?
- デートにお勧めのスポットは?
- なぜ人気?何がそんなに良いの?
- 鎌倉観光で注意したいことは?
- 何月が空いている?
- 面白くない・楽しくないと思う人はどんな人?
- 一度は行くべき人はどんな人?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
雨の日でも楽しめるスポットはある?
雨の日の鎌倉って、実はめちゃくちゃ良いんですよ。
しっとりとした情緒が味わえるし、屋内体験施設も豊富にあるんです。
「雨だから鎌倉やめようかな…」なんて思う必要は全くありません。
カテゴリ | スポット名 | 雨の日の魅力 |
---|---|---|
寺社(情緒) | 明月院 (あじさい寺) |
明月院ブルーと呼ばれる 紫陽花が雨露で一層鮮やか。 本堂の「悟りの窓」から 雨に濡れた庭園を静かに眺めるのも人気 |
寺社(情緒) | 報国寺 (竹寺) |
孟宗竹林が雨に濡れて苔の緑が際立つ。 より幻想的で静謐な雰囲気。 竹林の中でお抹茶を嗜むのもおすすめ |
博物館・資料館 | 鎌倉国宝館 | 校倉造の建物で鎌倉の寺社から寄託された 仏像、工芸品などの貴重な文化財を鑑賞できる |
博物館・資料館 | 英国アンティーク博物館 BAM鎌倉 |
100年以上の歴史を持つ本物のアンティークを鑑賞 |
体験・工芸 | 苔むすび | 古民家などで苔テラリウムの制作体験 |
体験・工芸 | 鎌倉彫会館 | 800年の歴史を持つ伝統工芸品「鎌倉彫」の 資料館見学や彫刻体験 |
私のおすすめは報国寺の竹林ですね。
雨に濡れた竹林って、本当に幻想的で心が洗われる感じがするんです。
雨の日だからこそ味わえる、静寂と自然の美しさがあるんですよね。
また、新江ノ島水族館や葉祥明美術館、鎌倉文華館、稲村ヶ崎温泉なども雨の日にぴったり。
室内施設なら天候を気にせずゆっくり過ごせますし、温泉なんて雨の日にこそ行きたくなりませんか?
むしろ雨の日の方が観光客が少なくて、落ち着いて観光できることも多いんですよ。
デートにお勧めのスポットは?
鎌倉デート、実はかなりおすすめなんです。
古都のロマンチックな雰囲気と、モダンでおしゃれなグルメスポットを組み合わせたデートができるんですよね。
カップルに人気のスポットをまとめてみました。
スポット名 | おすすめポイント |
---|---|
長谷寺 | 眺望の良さ(鎌倉の街並みと相模湾を一望)。 良縁地蔵など可愛らしいスポットあり。 季節の花々も楽しめる |
報国寺 (竹の庭) |
静寂な竹林で心落ち着く時間を共有。 抹茶で一服する大人なデートに最適 |
鶴岡八幡宮 | 鎌倉の定番パワースポット。 広い境内は散策に良い。 おみくじを引くなど話題作りにも困らない |
bills 七里ヶ浜店 |
海沿いのカフェでパンケーキなどを味わいながら 相模湾の絶景や江ノ電の走行を眺められる ロマンチックな時間 |
小町通り | インスタ映えする食べ歩きグルメやお土産屋が豊富。 活気があり楽しい雰囲気 |
銭洗弁財天 宇賀福神社 |
洞窟の中でお金を洗って金運アップを願うユニークな体験 |
個人的にはbills七里ヶ浜店が一押しです。
海を眺めながらのパンケーキって、デートの雰囲気を一気に盛り上げてくれるんですよね。
特に夕暮れ時に訪れると、オレンジ色に染まる相模湾が本当にロマンチックで、二人の距離もグッと縮まりますよ。
雨の日なら鎌倉彫会館や美術館が落ち着いて過ごせますし、晴れの日には由比ヶ浜海岸を散歩するのも素敵です。
古都の歴史とモダンなカフェ文化が融合している鎌倉だからこそ、多様なデートプランが楽しめるんです。
なぜ人気?何がそんなに良いの?
「鎌倉がつまらない」って言われる一方で、なぜあんなに人気があるのか不思議ですよね。
実は鎌倉には、他の観光地にはない独特の魅力があるんです。
歴史と文化の深さ
- 鎌倉幕府(源頼朝)の地として800年以上の歴史を持つ古都
- 国宝や重要文化財が多数点在する寺社仏閣(鶴岡八幡宮、建長寺、円覚寺、高徳院など)
- 日本の武家文化の発祥地として、歴史的価値が非常に高い
- 寺社を巡ることで日本の古都としての趣を深く感じられる
海と山に囲まれた自然環境
- 海(由比ヶ浜、七里ヶ浜)と山(緑豊かな丘陵)の両方に恵まれている
- 都市から約1時間というアクセスでサーフィンやハイキングなどのアウトドアも楽しめる
- 江ノ電が海沿いを走る景観は特に有名で、乗るだけでも楽しい
- 四季折々の自然美を感じられる(桜、紫陽花、紅葉など)
都心からのアクセスの良さ
- 東京・新宿から電車で約1時間という高い利便性
- 日帰り観光地として非常に優れているため気軽に訪れられる
- 国内外からのアクセスが良く、外国人観光客にも人気
洗練された街並みとグルメ文化
- 歴史的景観の中に、おしゃれなカフェや古民家レストランが溶け込んでいる
- 伝統工芸品店から最新のスイーツまで、多様なショッピングが楽しめる
- 古都の風情とハイカラなモダンさが共存する独特の雰囲気
つまり、「歴史」「自然」「利便性」という3つの要素が高次元で融合しているのが鎌倉の最大の魅力なんです。
都心から1時間で、海も山も歴史的建造物も楽しめる場所って、実はそんなに多くないんですよね。
鎌倉観光で注意したいことは?
鎌倉観光を楽しむには、いくつか気をつけたいポイントがあるんです。
特に混雑対策は必須ですよ。
注意点 | 対策(混雑回避のコツ) |
---|---|
道路・車の渋滞 | 自動車での移動は避けるのが賢明。 どうしても車を利用する場合は パーク&ライド (市街地外の駐車場に停め江ノ電などに乗り換える)を利用 |
観光のピーク時間 | 観光客の集中する午前10時〜午後3時を避ける。 早朝(開門直後)や夕方以降に 主要スポットを訪れると静かに観光できる |
江ノ電の混雑 | 混雑する鎌倉駅ではなく 隣駅(和田塚駅など)から乗車して座席を確保。 目的地までの距離に応じて徒歩や自転車移動と組み合わせる |
ごみ・マナー | 観光客が集中することで ごみのポイ捨てなどの迷惑行為が問題に。 市民生活に配慮しマナーを守って行動 |
歩く距離 | 鎌倉は坂道や階段が多い。 歩きやすい靴を履く。 |
私の経験から言うと、早朝訪問が本当におすすめです。
朝8時頃に鶴岡八幡宮を訪れたことがあるんですが、人がほとんどいなくて静寂に包まれた境内を独り占めできました。
特に週末や祝日、春秋の観光シーズンは混雑が激しいので、時間帯をずらすだけで観光体験が劇的に変わりますよ。
また、地元の方々の生活エリアでもあるので、騒音や写真撮影のマナーには十分気をつけたいですね。
住宅街で大声で話したり、勝手に私有地に入って写真を撮ったりするのは絶対NGです。
何月が空いている?
鎌倉を快適に楽しみたいなら、時期選びが超重要なんです。
混雑を避けたい人のために、空いている時期と混雑する時期をまとめました。
時期 | 混雑度 | 詳細 |
---|---|---|
1月後半〜2月 | 比較的空いている | 初詣(1月前半)の混雑が過ぎ去り 一年で最も観光客が少ない時期。 寒さはあるが落ち着いて寺社を巡ることができる |
3月 | 比較的空いている | 桜シーズン(4月)の前でイベントも少ないため 人出が落ち着いている。 暖かい日は散策に最適 |
9月 | やや空いている | 夏休み(8月)の海水浴シーズンが終わり 観光客が一旦減少。 気候も穏やかで秋祭りを楽しめる |
4月(桜) | 大変混雑 | 桜の名所として人気が高く多くの観光客が訪れる |
ゴールデンウィーク | 大変混雑 | 全国的に観光シーズンで鎌倉も例外ではない |
6月(紫陽花) | 大変混雑 | 明月院などの紫陽花スポットが大人気 |
7〜8月(海水浴) | 大変混雑 | 由比ヶ浜、七里ヶ浜などの海水浴場が賑わう |
11月下旬〜12月上旬 (紅葉) |
大変混雑 | 紅葉シーズンで寺社仏閣が最も美しい時期 |
年末年始 | 大変混雑 | 初詣客で大変賑わう |
個人的には2月がベストシーズンだと思っています。
寒いのは確かなんですが、その分観光客が少なくて、本来の鎌倉の静寂な美しさを堪能できるんですよね。
梅雨の時期も雨さえ気にしなければ、紫陽花を楽しめるし意外と穴場なんですよ。
逆に、桜や紫陽花、紅葉のシーズンは覚悟が必要です。
美しい景色が見られる一方で、とにかく人が多いので、「写真を撮るのも一苦労」という状況になりがちですね。
面白くない・楽しくないと思う人はどんな人?
正直に言うと、鎌倉の観光スタイルと合わない人もいるんです。
特定の要素に過度な期待を持つと「つまらない」と感じやすい傾向がありますね。
人混みや渋滞に極度にストレスを感じる人
- 休日やハイシーズンに訪れ、主要スポット(小町通り、江ノ電沿線など)の慢性的な大混雑に耐えられない
- 静かに観光したいのに人だらけでイライラしてしまう
- 移動だけで疲れてしまい、観光を楽しむ余裕がなくなる
「歴史」「寺社仏閣」に全く興味がない人
- 観光の核となるのが寺社仏閣であるため、これに価値を見出せないと単なる「古い建物が多い街」と感じやすい
- お寺を巡っても「どこも同じに見える」という印象を持ってしまう
- 歴史的背景を知らずに訪れると、建物の意義が理解できず楽しめない
「派手さ」や「非日常的なアトラクション」を求める人
- 鎌倉は自然や歴史の静謐な美しさが魅力であり、遊園地のようなエンターテイメント性を期待すると物足りない
- 京都のような巨大で絢爛豪華な寺社仏閣の多さを期待していると、規模の小ささに失望する
- 鎌倉大仏の「思ったより小さい」という感想が典型的な例
- 「映える」スポットを求めてきたのに、人が多すぎて良い写真が撮れない
私の友人にも「お寺に興味ないから鎌倉は退屈だった」って言ってる人がいるんですよね。
鎌倉の魅力は、あくまで歴史と自然の静かな美しさにあるので、アクティブなエンターテイメントを求める人には向いていないかもしれません。
また、SNSで見た「おしゃれな鎌倉」をイメージして行くと、現実の混雑とのギャップで失望してしまうこともあるんです。
一度は行くべき人はどんな人?
逆に、鎌倉の特有の魅力に強く惹かれる人には、ぜひ訪れてほしいんです。
以下のような方には特におすすめですよ。
歴史(鎌倉時代)や日本の古都の雰囲気が好きな人
- 武家の都の歴史を肌で感じたい人
- 源頼朝や北条氏など、鎌倉幕府の歴史に興味がある人
- 国宝や重要文化財を間近で見たい人
- 古刹の静寂な空気感に癒やされたい人
「海」「山」「寺社」が調和した景色に癒やされたい人
- 東京から近い場所で、海と緑の両方の自然の美しさを堪能したい人
- 江ノ電に乗って海沿いの景色を楽しみたい人
- ハイキングやトレッキングで自然を満喫したい人
- 四季折々の花々(桜、紫陽花、紅葉)を楽しみたい人
おしゃれなカフェやグルメ探索が好きな人
- 古都の情緒とモダンなセンスが融合した、ハイレベルな食事や喫茶文化を楽しみたい人
- 古民家カフェや海を見渡せるレストランでゆっくりしたい人
- 鎌倉野菜や地元の食材を使った料理を味わいたい人
- 小町通りで食べ歩きを楽しみたい人
散策やハイキングが好きな人
- 寺社を巡りながら、海沿いや山中の「切通し(きりどおし)」など歴史的な道を歩くことが好きな人
- 体を動かしながら観光を楽しみたいアクティブな人
- 写真撮影が趣味で、様々な景色を収めたい人
私自身、歴史好きで散策が好きなので、鎌倉は何度行っても飽きないんですよね。
特に早朝の静かな時間帯に、緑に囲まれた寺社を訪れると、心が本当に落ち着くんです。
日本文化に触れたい外国人観光客にもおすすめで、実際に多く訪れています。
東京から日帰りで、これだけ多様な体験ができる場所は珍しいですからね。
鎌倉はつまらないのまとめ
さて、ここまで鎌倉がつまらないと言われる理由や、実際の楽しみ方について詳しく見てきました。
最後に要点を振り返っておきましょう。
- 鎌倉がつまらないと言われる主な理由は「慢性的な混雑」「有名スポットへの期待とのギャップ」「リピーターの飽き」の3つ
- 混雑を避けるには1月後半〜2月、3月、9月が狙い目で、早朝や夕方の訪問も効果的
- 雨の日でも明月院や報国寺、博物館など楽しめるスポットは豊富にある
- デートなら長谷寺や bills七里ヶ浜店、報国寺などがロマンチックでおすすめ
- 歴史や自然、おしゃれなカフェ文化に興味がある人には一度は訪れる価値がある
鎌倉がつまらないかどうかは、結局のところ訪れる時期や時間帯、そして何を求めているかによって大きく変わってくるんですよね。
混雑する時期に主要スポットだけを巡れば、確かに「つまらない」と感じるかもしれません。
でも、空いている時期を選んで、裏鎌倉の静かなお寺を訪れたり、早朝の清々しい空気の中を散策したりすれば、鎌倉の本当の魅力を感じられるはずです。
私も最初は混雑に辟易していましたが、訪れる時間帯を工夫したり、穴場スポットを開拓したりすることで、鎌倉の奥深さを知ることができました。
あなたも自分なりの鎌倉の楽しみ方を見つけてみてくださいね。
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